2017.08.25 お口(歯)の働きと全身とのかかわり
こんにちは。
まだまだ暑い日が続きますね。
みなさん、夏バテしてませんか?
今日は、お口の健康と身体の健康についてお話したいと思います。
お口には様々な働きがあり、身体全体の健康にも深く関わっています。
一つ目は「脳の活性化とストレスコントロール」です。
ガムを噛むことで眠気防止やストレス解消になること、噛むことによって脳への血流量が増えることがわかっています。
二つ目は「コミュニケーション」です。
気心知れた人とのおしゃべりでストレス解消できたり、言葉や歯を見せての笑顔で意思を伝えることで心の健康がはかれます。
三つ目は「おいしく食べる」です。
食事をおいしく感じれるのは、見た目、香り、食べる場所や人も大きく影響しますが、「味わう」ということに関して直接関係するのは味、歯ごたえ、舌触りや喉越しです。
それらは「適切量の唾液を分泌する唾液腺」「きちんと味を感じる舌」「確実に噛める歯」「むせることなくスムーズに飲み込める喉」があってこそのモノです。
四つ目は「体を支え、安定させる」です。
スポーツをしている人は、噛み合わせが少しおかしいだけで成績を左右することがあるそうです。また、噛み合わせの正しい義歯を使っている高齢者は「寝たきり」になりにくいとの報告があります。
五つ目は「食事中の姿勢」です。
足を組んだまま前屈みで、スマホに目をやりながら横座りで、テレビを見ながら寝転んで、食事をしたりすると「骨格と消化を担当する臓器の位置関係」を歪ませ、顎の関節や内臓に負担をかけると言われています。
お口の健康と全身の関係を意識しながら、ご自宅でのセルフケアや歯科医院でのプロフェッショナルケアをしっかりしていきましょう。